ハーブ:カレンデュラ

カレンデュラ

Last Updated on 2024年1月22日 by SIZEN

※本ページはプロモーションが含まれています。

ハーブについて

カレンデュラの語源はカレンダーの語源にもなっているラテン語の「calendae(カレンダエ)」。地中海沿岸の温暖な気候のもと一年を通して花を咲かせることから、この名が付けられたと言われています。また、太陽を追いかけるように花の向きを変えることから、「太陽に恋した花」とも呼ばれます。古代エジプト時代には若返りの妙薬として、かの有名なクレオパトラが愛用していたという逸話もあります。ギリシャやローマ、インド、アラビアなどでは薬草以外にも食品や化粧品などに利用されていたようです。中世ヨーロッパではカレンデュラの浸出油が家庭常備されるほど人々の生活に根付いていました。ドイツのハーブ療法の母・聖者ヒルデガルドもカレンデュラの皮膚への効能を書物に書き残しています。日本には江戸時代前半に渡来したようですが、観賞目的の栽培に留まっていたようです。

効果効能

皮膚、粘膜保護、抗炎症、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、収れん(肌を引き締める作用)、発汗、解毒、利尿(余分な水分や老廃物の排出を促す)、ホルモン様、免疫賦活、鎮痙(平滑筋の収縮を抑える)、胆汁分泌促進、リンパ系の浄化

キク科アレルギーの方は使用を避けましょう。また、妊娠中の方が内服する際は注意が必要です。

効果が期待できる症状

胃炎、胃潰瘍、PMS更年期障害、生理不順、眼精疲労風邪、インフルエンザ、湿疹、主婦湿疹、アトピー性皮膚炎、歯肉炎、口内炎

症状別対処法

消化器系の不調
ハーブティー、チンキ

PMSや更年期障害
ハーブティー、チンキ

眼精疲労
ハーブティー、目の洗浄(浸出液)、湿布(冷温どちらでも可)

風邪やインフルエンザ
ハーブティー、チンキ、うがい

皮膚トラブル
チンキ、冷湿布、手浴、浸出油(クリーム)

歯肉炎や口内炎
ハーブティー、チンキ、マうがい

SIZEN
SIZEN

カレンデュラは切り傷やかゆみ、アトピー性皮膚炎、日焼け、おむつかぶれなどさまざまな皮膚トラブルに効果的です!!今回は、そんなカレンデュラ万能クリームの作り方を紹介したいと思います!!

-カレンデュラクリームの作り方-

(材料)

・カレンデュラの浸出油(冷浸油)20g

・ミツロウ4g

・シアバター2g

・保存用遮光容器

※浸出油の作り方はハーブ活用法の記事をご覧ください。カレンデュラを漬け込むのにはサンフラワーオイルやスイートアーモンドオイル、マカダミアナッツオイルなどがおすすめです。

(作り方)

1、カレンデュラの浸出油とミツロウを耐熱容器に入れて湯煎にかける。

2、ミツロウが溶けたらシアバターを加えて火を止める。

3、保存用遮光容器に流し入れ、冷めて固まったら完成です。

(注意事項)

・冷暗所で保管してください。

・できる限り3ヶ月以内に使い切るようにしてください。

おすすめブレンド例

消化器系の不調
カレンデュラ+ペパーミント+レモンバーベナ+ジャーマンカモミール

PMSや更年期障害
カレンデュラ+ローズレッド+ラズベリーリーフ+レモンバーム

眼精疲労
カレンデュラ+ジャーマンカモミール+マロウブルー

風邪やインフルエンザ
カレンデュラ+エキナセア+エルダーフラワー

歯肉炎や口内炎
カレンデュラ+ジャーマンカモミール+クローブ+ローズ

ハーブの詳しい活用法についてはコチラ


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260

コメント

RSS
Follow by Email
Pinterest
Pinterest
fb-share-icon
Instagram
タイトルとURLをコピーしました