Last Updated on 2023年12月7日 by SIZEN
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ハーブについて
複雑な構造をした花がイエス・キリストの張り付けを連想させることから「受難の花(パッションフラワー)」と名付けられました。日本では花の形が時計に似ているためトケイソウと呼ばれます。古代からアメリカの先住民の間で民家療法に使われてきました。全草を腫れや目の痛み、根を強壮剤、葉を抗うつ剤に利用していたようです。その後、16世紀後半にスペインの医師モナルデスがペルーでパッションフラワーを発見すると、アメリカ先住民の利用法を記録してヨーロッパに持ち帰ります。そこから薬効が認められて広く栽培されるようになり、民間療法に取り入れられるようになりました。イギリスやドイツ、フランスなどでは今でも医薬品として用いられているそうです。「植物性の精神安定剤」と言われるほど強い鎮静作用があることで知られています。
効果効能
中枢神経の鎮静、鎮痙(平滑筋の収縮を抑える)、鎮痛、抗不安、利尿(余分な水分や老廃物の排出を促す)、催眠、血圧降下
※特記すべき留意事項はありませんが、血圧を下げる作用があるため、低血圧の方は注意が必要です。
効果が期待できる症状
症状別対処法
・不眠
ハーブティー、チンキ
・不安や緊張、イライラ
ハーブティー、チンキ
・PMSや月経痛、更年期
ハーブティー、チンキ
・過敏性腸症候群
ハーブティー、チンキ、サプリメント
・帯状疱疹
ハーブティー、チンキ
・歯痛や筋肉痛
ハーブティー、チンキ
おすすめブレンド例
・不眠
パッションフラワー+バレリアン+ホップ+ジャーマンカモミール
・不安や緊張、イライラ
パッションフラワー+ジャーマンカモミール+レモンバーム+ラベンダー
・PMSや月経痛、更年期
パッションフラワー+ラズベリーリーフ+ジャーマンカモミール+ローズレッド
・過敏性腸症候群
パッションフラワー+ジャーマンカモミール+オレンジピール+ローズレッド
・帯状疱疹
パッションフラワー+セントジョーンズワート+スペアミント+ジャーマンカモミール
・歯痛
パッションフラワー+ペパーミント+レモングラス
・筋肉痛
パッションフラワー+ジャーマンカモミール+リンデンフラワー+ラベンダー
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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