Last Updated on 2023年9月23日 by SIZEN
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ハーブについて
バレリアンは古代ギリシャのヒポクラテス時代から深い眠りへ導くハーブとして使用されてきました。なお、バレリアンの精神安定効果についてはギリシャにおける世界最古の薬学書にも記されています。バレリアンの強烈な香りはギリシャ人にも不評だったようですが、効能の高さから芳香剤としても利用されていたようです。その後、バレリアンは古代ローマ時代にも『マテリア・メディカ』を著作したディオスコリデスによって睡眠目的に使用されます。中世になると、バレリアンは万能ハーブとして注目を集めますが、その後優れた鎮静作用からてんかん発作やうつ病、不眠症などの鎮静剤として利用されるようになります。日本には江戸時代にオランダから蘭方薬として入ってきた記録があるようです。現在では「ナチュラルトランキライザー(自然の睡眠薬)」と呼ばれ、ドイツでは医療用ハーブとして不眠や不安への使用が認められています。
効果効能
鎮静、鎮痙(平滑筋の収縮を抑える)、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、利尿(余分な水分や老廃物の排出を促す)、鎮痛、催眠、去たん
※お子さまや妊娠中の方、肝機能疾患がある方は利用を避けてください。また、睡眠薬や抗うつ薬、アルコールとの併用はできません。過剰摂取は頭痛、動悸、麻痺などの副作用を引き起こす場合がありますので注意しましょう。長期使用は常習癖がつく可能性がありますので、1日2、3回を目安に使用量や頻度には気をつけましょう。運転前の服用も控えてください。
効果が期待できる症状
症状別対処法
・不眠
ハーブティー、チンキ、サプリメント、ハーバルバス
・神経性の不調
ハーブティー、チンキ、サプリメント
・自律神経失調症
ハーブティー、チンキ、サプリメント
・過敏性腸症候群
ハーブティー、チンキ、サプリメント
・頭痛や肩こり→ハーブティー、チンキ
・女性系の不調
ハーブティー、チンキ、サプリメント
おすすめブレンド例
・不眠や緊張、ストレス、不安
バレリアン+パッションフラワー+ジャーマンカモミール
・自律神経失調症
バレリアン+ラベンダー+レモンバーム+ペパーミント
・過敏性腸症候群
バレリアン+レモンバーム+パッションフラワー
・頭痛や肩こり、PMS
バレリアン+レモンバーム+ジャーマンカモミール
・生理痛
バレリアン+スカルキャップ+ペパーミント
・更年期障害
バレリアン+アニスシード+カモミールジャーマン
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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