Last Updated on 2024年3月2日 by SIZEN
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ハーブについて
ユーカリはギリシャ語で「よく覆われた」を意味する「エウカリプタス」から名付けられました。オーストラリアの先住民アボリジニーの間では「キノ」と呼ばれ、万能薬として伝染病や熱病、傷の治療などに用いられます。1770年にJ.クックやJ.バンクスらがオーストラリアでユーカリを発見したのを機に、その効能が認められると世界中で栽培されるようになりました。アルジェリアではマラリア対策にこの木が植えられたことで空気を無害にしたとも言われています。また、ヨーロッパではシドニーペパーミントの名で親しまれているようです。日本には明治10年ごろに種子が持ち込まれています。その後、大正時代の中頃に植えることで空気がきれいになるというメリットがあることから「有加利」という名が当てられ栽培されるようになりました。
効果効能
抗ウィルス、抗菌、抗炎症、殺菌、血圧降下、去たん、浄化、血糖値降下、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)
※炎症を伴う胆汁管や消化管の疾患、肝疾患がある方は使用を避けてください。また、多用や連続しての長期服用は控えましょう。
効果が期待できる症状
症状別対処法
・風邪やぜんそく、花粉症による鼻づまり
ハーブティー、チンキ、ハーバルスチーム
・風邪の予防
ハーブティー、チンキ、ハーバルスチーム、うがい
・のどの痛み
ハーブティー、チンキ、ハーバルスチーム、うがい
・気管支炎
ハーブティー、チンキ、ハーバルスチーム、うがい
・関節の痛み、筋肉痛
ハーブティー、チンキ、ハーバルバス、湿布
※急性の炎症による熱や痛みがある場合は冷湿布で冷やしてください。慢性的な関節の痛みや状態が落ち着いている筋肉痛には温湿布を行いましょう。
・冷えや肩こり
ハーブティー、チンキ、ハーバルバス、温湿布(肩こり)
・防虫
チンキ
おすすめブレンド例
・風邪やぜんそく、花粉症による鼻づまり
ユーカリ+スペアミント+レモンバーム+エキナセア+リンデンフラワー+ローズマリー
・風邪予防
ユーカリ+ペパーミント+エキナセア+エルダーフラワー+ヒソップ
・のどの痛みや気管支炎
ユーカリ+タイム+マロウブルー+ラベンダー
・関節の痛み、筋肉痛
ユーカリ+セントジョーンズワート+タイム
・冷えや肩こり→ユーカリ+タイム+ローズマリー+ラベンダー
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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