Last Updated on 2024年5月10日 by SIZEN
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ハーブについて
アニスの歴史は古く、古代エジプト時代にはすでに栽培が始まっていたと言われています。シナモンが輸入される紀元前4000年頃では王侯貴族の遺体を保存する際の防腐剤として使用されていたようです。なお、アニスについてはエジプト最古の医学書である「エーベルス・パピルス』にも記載されています。そして、ギリシャ・ローマ時代には薬草として珍重され、母乳の促進や胃もたれの解消などに利用されてきました。その後、中世ヨーロッパになると香料植物を愛好するカール大帝により各地に香料植物園が作られます。日本には明治初期に渡来し、現在でも少量ですが家庭菜園などで栽培されています。
効果効能
消化促進、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、去痰、防腐、消臭、利尿(余分な水分や老廃物の排出を促す)、抗痙攣、鎮咳、鎮痛、催乳
※妊娠中や授乳中の使用は避けてください。また、大量に使用すると低血圧や痙攣などを引き起こす恐れがあるため、使用量には注意しましょう。
効果が期待できる症状
症状別対処法
・更年期障害やPMS
ハーブティー、チンキ剤
・気管支炎
ハーブティー、チンキ剤
・口臭
ハーブティー、マウスウォッシュ(チンキ剤、浸出液)
・消化不良や腹部膨満感
ハーブティー、チンキ剤、料理
・骨粗しょう症予防
ハーブティー、料理、チンキ剤
・夏バテや疲労
ハーブティー、料理、チンキ剤
・便秘
ハーブティー、料理、チンキ剤
・高血圧
ハーブティー、料理、チンキ剤
・貧血
ハーブティー、料理、チンキ剤
・母乳促進
ハーブティー
※アニスは産後の不安定な心身を回復するのにもいいと言われていますが、ホルモン様物質を含むため服用する際は主治医に相談してから利用してください。
・虫除け
サシェ
アニスシードをハーブティーで飲用する際は、軽くすりつぶしたものにお湯を注ぎ、5~10分程度蒸らしてから飲用してくださいね。消化不良やせき止め対策としては1回につき1杯を1日数回飲用するのがおすすめです!!
おすすめブレンド例
・更年期障害やPMS
アニスシード+パッションフラワー+チェストツリー
・気管支炎→
アニスシード+レッドクローバー+コルツフット
※妊娠中や授乳中の人、またはキク科アレルギーのある方は使用を避けてください。また、微量ですが葉に毒性を示す成分が含まれています。一応、ハーブティーとして規定量使用する分には問題ないとされていますが、使用量と使用期間には注意して利用してください。
・口臭予防
アニスシード+カモミールジャーマン+エキナセア
・消化不良や腹部膨満感
アニスシード+キャラウェイ+ジャーマンカモミール
・骨粗しょう症
アニスシード+ホーステール +ネトル
・夏バテや疲労
アニスシード+ハイビスカス+ローズヒップ+ローズマリー
・便秘
アニスシード+フェンネル+レモングラス
・高血圧
アニスシード+レモンバーベナ+リンデンフラワー+ジャーマンカモミール
・貧血
アニスシード+フェンネル+ネトル+キャラウェイ
・母乳促進
アニス(葉)+ネトル+フェンネル+カモミールジャーマン+ペパーミント
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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