カモミール・ジャーマン:フローラル系

カモミール・ジャーマン

Last Updated on 2023年3月15日 by SIZEN

ストーリー

ハーブティーとして世界中で愛されているカモミール・ジャーマン。精油も優れた薬効から皮膚トラブルや安眠薬に用いられ、常備薬として重宝されてきました。また、学名がラテン語で子宮を意味することから、婦人科系の疾患にも使用されていたことが伺えます。現在では多くの国で栽培され、化粧品や製薬など幅広い用途に利用されています。

効果効能


精神的な作用についてはあまり表立って出ていませんが、ストレスを緩和する効果が期待できます。また、不安や怒り、緊張といったネガティブな感情を抑えて、心を落ち着かせるのにも役立ちます。

鎮静


ハーブがお腹の不調にいいように精油も消化促進や抗痙攣、駆風、健胃などの作用があり、消化器系の不調に効果的です。また、通経作用や月経周期を調整する作用もあるので、PMSや月経痛など女性特有の不調にもいいと言われています。

鎮痛、抗アレルギー、抗炎症、消火促進、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、抗ヒスタミン、健胃、抗ウイルス、癒傷、免疫賦活


含有成分であるカマズレンには炎症を鎮たりかゆみを抑えたりする作用があり、皮膚の再生も促すため、ニキビや火傷、皮膚炎などのケアに効果的です。

瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、抗炎症、皮膚再生、保湿

香りが強いため、30mlの基材に対して1、2滴程度を目安に利用しましょう。妊娠初期は使用を避け、中期・後期に使用する場合は体調に十分留意した上でご使用ください。なお、キク科、ブタクサアレルギーがある方は注意が必要です。

効果が期待できる症状

頭痛、筋肉痛、打ち身によるあざ、膀胱炎、腹痛、湿疹、皮膚炎

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。
芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
※濃い青色の精油なため、入浴後衣類に着色する恐れがあります。

相性のいい精油

クラリセージグレープフルーツスイートマジョラムゼラニウムティーツリーベルガモットラベンダーレモン、サイプレス
※太字は特に相性のいい精油になります

ケース別おすすめの活用法

皮膚トラブル
湿疹や乾燥などにより皮膚に痛みやかゆみがある時におすすめ!カモミール・ジャーマンの精油を加えたブレンドオイルで症状緩和を図りましょう。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル30ml
・カモミール・ジャーマン1滴
・ラベンダー3滴
・フランキンセンス2滴
(作り方)
ホホバオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・衣類に青い色が着色する恐れがありますので注意しましょう。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

感染症予防や呼吸器の不調
ディフューザーで散布したり、アロマスプレーをマクスやハンカチに吹きかけたりして感染症予防や呼吸器系の不調緩和に役立てましょう。
・ブレンド例)カモミール・ジャーマン1滴、ペパーミント1滴、ラベンダー3滴

-アロマスプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・カモミール・ジャーマン1滴
・ペパーミント1滴
・レモン3滴
・ローズマリー1滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく降って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・希釈濃度は1%未満になっていますが、レモンには光毒性があるので日中使用する際は肌にスプレーしないように気をつけてください。
・カモミール・ジャーマンとレモンの精油には色がついているため、白いカーテンなど色が目立つものには直接吹きかけないように注意してください。
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく降って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

胃痛
胃がムカムカするときや痛いときはブレンドオイルでおへその周りや反射区をマッサージしましょう。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)  
・キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)30ml
・カモミール・ジャーマン3滴
・ペパーミント3滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・衣類に青い色が着色する恐れがありますので注意しましょう。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典


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