ベルガモット:柑橘系

ベルガモット

Last Updated on 2024年3月5日 by SIZEN

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ストーリー

ベルガモットはイタリアの小都市ベルガモが由来になったと言われています。一説によると、コロンブスがカナリア諸島でこの木を発見し、ベルガモで栽培を始めたそうです。その後、スペイン、イタリアにもたらされてから各地に広がっていきます。イタリアでは治療薬としても利用されていたようです。日本でも紅茶(アールグレイ)の香り付けに使われています。

効果効能


鎮静作用が高く、気分が沈んでいる時や心身が疲れている時などに心のバランスを整えて落ち着けてくれます。また、神経の緊張も緩和する作用にも優れているため、ストレスによる不安や緊張を和らげて明るい気持ちにしてくれます。

鎮静、抗うつ、抗ストレス


主成分のリモネンには血流を促し、腸の働きを活性化する作用があるため、消化器系の不調に役立ちます。特に、ストレスからくる胃腸トラブルでお悩みの方におすすめです。また、抗菌抗ウイルス作用があるので、感染対策にも効果的です。

抗菌、抗ウイルス、抗感染、抗バクテリア、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、消化促進、鎮痛、消炎、利尿


抗菌作用や皮脂分泌調整作用があるため、ニキビや吹き出物の改善に役立ちます。また、ストレスからくる肌トラブルにも効果的です。

抗菌、抗炎症、皮脂分泌調整

※高濃度で使用すると皮膚刺激があり、繰り返し使用することで極度のアレルギー反応を引き起こすことがあります。向精神剤や鎮静剤、抗てんかん薬、血圧降下薬と多量のベルガモット精油の併用は避けてください。光毒性が強いため、肌に付けた後は12時間は直射日光を避けましょう。

効果が期待できる症状

ニキビ・吹き出物、おでき、気管支炎のどの痛み、急性扁桃炎、単純ヘルペス、膀胱炎、消化不良、食欲不振、便秘下痢冷え性ストレスうつ不眠更年期障害体臭帯状疱疹関節炎

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
※乳化剤やキャリアオイルで希釈してからお湯に加えると肌あたりがやさしくなります。

美容
デオドラントとして体の気になる部分に塗ります。

相性のいい精油

ケース別おすすめ活用法

胃腸の不調
ビンから直接香りを吸入したり、マッサージしたりして胃腸の調子を整えましょう。
-マッサージオイル作り方-
(材料)
・キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイル)10ml
・ベルガモット1滴
・コリアンダー1滴
(作り方)
キャリアオイルに各精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・ベルガモットには強い光毒性があるため、こちらは夜のケアにおすすめです。日中使用する場合はベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」 や「ベルガプテンフリー」という表示があるものを使用してください。光毒性をもつ「ベルガプテン」という成分を除去してあるので日中でも安心です。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

不眠
緊張をほぐして深い眠りへと誘います。ディフューザーで香りを散布したり、アロマバスで心身の疲れをいやしたりしましょう。
芳香浴のブレンド例)ベルガモット2滴、ラベンダー3滴、イランイラン1滴

冷え
ストレスによる冷えを改善してくれます。冷えの原因となるストレスも緩和する働きも期待できます。バスタブに浸かる時間がない時は足浴でも効果的です。

デオドラント
気になる汗のニオイにはマッサージオイルがおすすめです。マッサージする際は耳の付け根や耳の下、脇にやさしくマッサージしましょう。また、デオドラントスプレーで汗や足のニオイ対策するのもおすすめです。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイル)20ml
・ベルガモット2滴
(作り方)
キャリアオイルに各精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・ベルガモットには光毒性があるので、日中に紫外線が当たる場所には塗らないでください。日中のケアにはベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」 や「ベルガプテンフリー」という表示があるものを使用しましょう。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

-デオドラントスプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・ベルガモット2滴
・ラベンダー2滴
・ペパーミント1滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各精油を入れて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振り混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・ベルガモットには光毒性があるので、日中に紫外線が当たる場所には塗らないでください。日中のケアにはベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」 や「ベルガプテンフリー」という表示があるものを使用しましょう。
・保存期間は約1カ月程度になります。スプレー容器に製作日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく降って混ぜ合わせてから使いましょう。

せきや喉の痛み
芳香浴で香りを吸入しましょう。気管支炎や扁桃炎の炎症を軽減してくれます。

スキンケア
ブレンドオイルをお肌の気になる部分に塗布しましょう。お肌の引き締め作用によりシワ、たるみの改善・予防に効果的です。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル30ml
・ベルガモット2滴
・フランキンセンス3滴
・カモミール・ジャーマン1滴
(作り方)
ホホバオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・ベルガモットには光毒性があるので、日中に紫外線が当たる場所には塗らないでください。日中のケアにはベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」 や「ベルガプテンフリー」という表示があるものを使用しましょう。
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。

帯状疱疹
ベルガモットは帯状疱疹に効果があると言われています。ティーツリーやラベンサラ、ユーカリ(グロブルス、ラジアータ)、カモミール・ローマンなどとブレンドしてお使いください。湿疹が見られる部分に塗布しましょう。なお、帯状疱疹後神経痛にはゼラニウムが効果的です。痛みがなかなか治まらない場合はゼラニウムを加えてケアしてみてください。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル20ml
・ベルガモット2滴
・ティーツリー3滴
・ラベンダー3滴
※基材はジェル基材でも構いません。
(作り方)
ホホバオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・念のため、パッチテストを行ってから使用してください。
・ベルガモットには光毒性があるので、日中に紫外線が当たる場所には塗らないでください。日中のケアにはベルガモットFCF(フロクマリンフリー)」 や「ベルガプテンフリー」という表示があるものを使用しましょう。
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典

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