Last Updated on 2023年9月23日 by SIZEN
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ハーブについて
ラテン語で「救う」を意味するsalvare(サルバーレ)を語源とするセージ。歴史は古く、古代ギリシャ・ローマ時代には家庭の常備薬として重宝されていました。1世紀頃にヨーロッパ南部や地中海沿岸地方からイギリスに伝えられますが、古代ローマ帝国の軍隊がイギリスに渡った際にセージの種を蒔きながら行軍したことから、セージが両脇に茂った道はローマ兵が通った跡と言われ、勝利を導く植物と讃えられました。また、その後、10世紀に当時医学の最先端であるイタリアのサレルノで薬効が認められると、疫病の薬として利用されます。17世紀に入ると、イギリスの薬草学者であるニコラス・カルペッパーが「セージは記憶を改善し感覚を鋭くする」と述べています。日本には明治初期に渡来しますが定着せず、現在のようにハーブティーや料理に利用させるまでには時間がかかったようです。
効果効能
駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、消化促進、殺菌、抗ウイルス、神経強壮、ホルモン様抗菌、発汗、母乳分泌抑制、抗酸化、収れん(肌を引き締める作用)、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる作用)
※妊娠中や授乳中の方は使用を避けてください。また、高血圧の方やてんかんなどの持病をお持ちの方も使用を控えましょう。長期の利用は避け、お休みの期間を設けるようにしてください。
効果が期待できる症状
更年期によるホットフラッシュや寝汗、生理痛、PMS、月経不順、発汗異常、口内炎や歯肉炎、のどの痛み、扁桃腺炎、咽頭炎、腹部膨満感、消化不良、心身疲労、集中力の欠如、花粉症、アレルギー性鼻炎、アンチエイジング
症状別対処法
・更年期による諸症状
ハーブティー、チンキ
・月経トラブル
ハーブティー、チンキ、冷浸油
・口腔内トラブル
ハーブティー、チンキ、うがい
・喉の不調
ハーブティー、チンキ、うがい、ハーバルスチーム、ハーバルバス
・消化器系の不調
ハーブティー、チンキ、冷浸油
・心身疲労
ハーブティー、チンキ、ハーバルバス、冷浸油
・花粉症やアレルギー性鼻炎
ハーブティー、チンキ、うがい
・アンチエイジング
ハーブティー、チンキ、冷浸油
おすすめブレンド例
・更年期による諸症状
セージ+ローズ+レモングラス+ハイビスカス
・月経トラブル
セージ+チェストベリー+レモンバーベナ
・口腔内トラブル
セージ+ハイビスカス+ローズヒップ
・喉の不調
セージ+タイム+フェンネル
・消化器系の不調
セージ+ローズマリー+ペパーミント
・心身疲労
セージ+ジャーマンカモミール+マテ
・花粉症やアレルギー性鼻炎
セージ+ネトル+タイム
・アンチエイジング
セージ+ルイボス+ローズマリー
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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