Last Updated on 2024年3月5日 by SIZEN
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ストーリー
フランキンセンスは「オリバナム」や「乳香」とも呼ばれ、神仏への捧げものとして古くから薫香が焚かれていました。古代エジプトでは商人が砂漠を横断する際にフランキンセンスの樹脂を噛んだりして健康を維持していたそうです。当時は金と同じくらい貴重かものとされ、若返りの香薬としてクレオパトラをはじめとする王族や貴族の間で重宝されてきました。
効果効能
・心
フランキンセンスに含まれるセスキテルペンには脳内の酸素濃度を増加させる働きがあり、イライラや不安など感情の高ぶりを鎮めて心を落ち着かせてくれます。頭がスッキリして集中力や思考力も高める働きも期待できます。
抗うつ、鎮静、高揚
・体
深い呼吸に導く作用があり、肺や喉、鼻の粘膜の炎症を和らげる作用もあるため、喘息や気管支炎など呼吸器系の不調に効果的です。また、消化促進や成長作用もあるので、消化器系のトラブル改善にも役立ちます。DNAに生じた損傷を修復したりバランスをとったりする作用にも優れているため、老化を抑える効果も期待できます。
鎮痛、抗カタル(鼻や咽頭などで過剰になった鼻水や痰といった粘膜を溶解し排出させる作用)、去たん、免疫・子宮強壮、整腸、細胞再生、視力回復、健胃、消化促進、抗酸化、抗炎症
・肌
若返りのオイルと言われる通りエイジングケアに最適。細胞の成長を促す作用でハリのある肌へと導いてくれます。また、収れん作用があるので、シワやたるみの改善にも効果的です。乾燥からも守ってくれます。
細胞促進、瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、収れん、皮脂バランス調整
※妊娠初期は使用を控えてください。
効果が期待できる症状
使用方法
・芳香浴
空気中に散布しましょう。直接ビンから吸入するのも効果的です。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。
・塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。
・アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
・美容
洗顔後のフェイスマッサージでハリ感のあるみずみずしい肌へと導きましょう。また、妊娠線やむくみのケアにもおすすめです。
相性のいい精油
オレンジスイート、クラリセージ、グレープフルーツ、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、レモン、ローズ、サンダルウッド、パチュリ、ブラックペッパー、ベンゾイン、ミルラ、ローズマリー、クラリセージ、メリッサ、カモミール・ローマンなど
ケース別おすすめ活用法
・集中力UP
芳香浴やアロマバスで香りを吸入しましょう。頭の中がクリアになってやる気が出てきます。
・エイジングケア
洗顔前にマッサージオイルでトリートメントしましょう。顔のツボも優しく押すとより効果的です。また、お手製の化粧水でケアするのもおすすめです。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(スイートアーモンドオイルやホホバオイルなど)30ml
・フランキンセンス2滴
・ゼラニウム1滴
(作り方)
キャリアオイルに各精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。
-アロマローションの作り方-
(材料)
・精製水95m
・グリセリン5ml
・フランキンセンス8滴
・ラベンダー2滴
(作り方)
1、清潔な容器にグリセリンを加えます。
2、そこに精油を加えてよくふり混ぜます。
3、最後に、精製水を加えてしっかり混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
保存期間は約1カ月程度になります。容器に製作日を書いたラベルを貼っておくと便利です。その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・偏頭痛
心地よいと感じる程度のマッサージで痛みを和らげましょう。こめかみを押すのも効果的です。人差し指と中指を使って円を描くように30秒間こめかみをマッサージしましょう。その後、先ほどと逆方向に30秒間マッサージします。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・スイートアーモンドオイル15ml
・フランキンセンス2滴
・ラベンダー2滴
(作り方)
スイートアーモンドオイルに各精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。
・喘息
蒸気吸入で粘膜の炎症を抑えて喘息の症状を和らげてあげましょう。
-蒸気吸入-
(材料)
・50~60℃くらいのお湯
・フランキンセンス1,2滴
(やり方)
1、マグカップに50~60℃くらいのお湯を注いでフランキンセンスを垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
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