サンダルウッド:エキゾチック系

サンダルウッド

ストーリー

心を鎮めリラックスさせる香りがすることから、インドでは古くから瞑想や宗教儀式に使われていました。日本でも白檀(ビャクダン)の名前で親しまれ、薫香や建材、仏具などに使用されてきました。ただ、過度な伐採により絶滅危惧種に指定されているため、現在は限られた用途にのみしか利用できません。特に、最高品質であるインドマイソール産のサンダルウッドは希少で、政府の管理下で栽培されています。

効果効能


主成分であるサンタロールが心を深くリラックスさせてくれるため、不眠や頭痛など神経系の興奮状態を鎮めるのに効果的です。また、強壮作用もあるので不安な気持ちを落ちつけるのにも役立ちます。ただ、サンダルウッドの鎮静作用は比較的強いため、うつ病など慢性的な抑うつ状態にある場合はおすすめできません。

鎮静、強壮、抗うつ、催淫


血流を促す作用やうっ滞除去作用あるため、冷えやむくみの改善におすすめです。また、下痢や膀胱炎といった腸や泌尿器感染症の症状緩和にもいいと言われています。それに、呼吸器系の不調にも効果的で、喉の痛みやせきの症状を和らげるのにも役立ちます。まだ明確でない点もありますが、女性ホルモンに似た成分を含んでいることもあって、作用月経痛や月経不順、PMSによる肩こりなど女性特有の不調に利用されることもあります。

去たん、鎮せき、鎮静、抗炎症、抗ウイルス、消毒 解熱、消毒、うっ滞除去(体内に滞った水分や老廃物などを体外に排出する作用)、抗感染、利尿


皮脂の分泌を調整して肌のバランスを整えます。乾燥肌、脂性肌どちらの肌タイプにも効果的ですが、乾燥肌やうるおい不足からくる脂性肌のケアに適しています。抗炎症作用もあるのでニキビケアにもおすすめです。

皮脂分泌調整、収れん(肌を引き締める作用)、保湿、皮膚軟化、抗炎症、デオドラント

※数日間香りが持続するので、衣類など付着すると困るものには付かないように注意しましょう。妊娠初期は使用を避け、中期・後期に使用する際はくれぐれも体調には気をつけてください。また、重度のうつ病の方は症状が酷くなる恐れがあるので、単品での使用は控え、少なめの量をフローラル系や柑橘系などの精油とブレンドして使いましょう。

効果が期待できる症状

風邪、せき、喉の痛み、気管支炎、膀胱炎腰痛坐骨神経痛、痔、ニキビ・吹き出物、肌荒れ、ストレス花粉症、乗り物酔い、集中力UP、冷え性むくみダイエット、下痢、月経疾患

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴

美容
無香料の化粧水やクリームに加えて使いましょう。
※50mlに対して精油5滴程度を目安に加えてください。

家事
消臭スプレーを玄関周りやリネンなどに吹きかけて使いましょう。

相性のいい精油

イランイランオレンジスイートグレープフルーツゼラニウムパチュリフランキンセンスラベンダーローズアブソリュートローズオットー、カモミール・ローマン、ジャスミン、ネロリ、ブラックペッパー、ベチバー、ベルガモット、ミルラ、レモン
※太字は特に相性のいい精油になります

ケース別おすすめの活用法

消臭
サンダルウッドのエキゾチックな香りでニオイを和らげましょう。空間の消臭や芳香におすすめです。
-消臭スプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール10ml
・精製水20ml
・サンダルウッド3滴
・ラベンダー3滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各精油を入れて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は2週間程度になります。スプレー容器に製作日を書いたラベルわわ貼っておくと便利です。
・その都度よく振ってから使いましょう。
・火器付近での使用、保存は避けてください。

喉の痛み
芳香浴で喉の奥まで精油を浸透させましょう。ディフューザーで香りを散布してもいいですし、熱いお湯を注いだマグカップを使って吸入するのも手軽に芳香浴できるのでおすすめです。それから、キャリアオイルで希釈させたものを喉のあたりに塗布したり、首から胸あたりをマッサージしたりして症状を和らげましょう。
-蒸気吸入-
(材料)
・40〜50℃くらいのお湯
・サンダルウッド1滴
・ベンゾイン1滴
(やり方)
1、マグカップに40〜50℃くらいのお湯を注いで各精油を垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。

-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・ヒマシ油10ml
・サンダルウッド2滴
※ティーツリーやユーカリ(グロブルス、ラジアータ)、ラベンダー、ラベンサラなどとブレンドしても効果的です。
(作り方)
ヒマシ油にサンダルウッドを加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

イライラ(怒りの感情)
悩みがある時やイライラが抑えられない時は部屋に香りを散布して自分を取り戻しましょう。

睡眠不足
芳香浴を寝る前に行うと安眠効果が期待できます。また、ピロースプレーを作っておいて、就寝前に寝室にスプレーするのも効果的です。
-ピロースプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・サンダルウッド2滴
・ローマン・カモミール1滴
・ラベンダー3滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各精油を入れて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は2週間程度になります。スプレー容器に製作日を書いたラベルわわ貼っておくと便利です。
・その都度よく振ってから使いましょう。
・火器付近での使用、保存は避けてください。

スキンケア
収れん作用があるため、肌を引き締めてなめらかにしてくれます。フェイスマッサージでのケアがおすすめです。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル30ml
・サンダルウッド3滴
・イランイラン3滴
(作り方)
キャリアオイルに各精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

瞑想
瞑想やヨガをする時など心を落ち着かせたい時にディフューザーで香りを25分ほど散布しましょう。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
苑田みほ著/ハーブブレンドレシピ
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー


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