Last Updated on 2023年5月2日 by SIZEN
ハーブについて
ラベンダーは非常に歴史の長い植物で、さまざまな用途に使われてきました。語源となるラテン語のラヴァーレは洗うという意味。古代ローマ時代より洗濯や入浴に使われていたことからそう呼ばれるようになりました。イギリス王室とも深い関わりがあり、エリザベス1世が愛するあまりハーブガーデンを作った話も有名です。ハーブの女王と呼ばれるように今や世界中で愛されるラベンダーは、薬用だけでなく料理や園芸、インテリアなど幅広い用途に利用されています。
効果効能
鎮静、消炎、鎮痛(皮膚炎、頭痛)、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる:胃痙攣、子宮の収縮)、殺菌、抗菌、防腐、抗うつ、通経、強心、血圧降下、発汗促進、瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、鼻粘液排出、抗ウイルス、胆汁分泌促進
※ハーブティーで利用する際は香りが強いため少量をブレンドしてご使用ください。
効果が期待できる症状
症状別対処法
・不眠
ハーバルバス
・日焼け
湿布
・頭痛や生理痛、胃痛
ハーブティー、湿布、冷浸油によるトリートメント
・神経痛(肩こり、頭痛、帯状疱疹)、筋肉痛
湿布、冷浸油によるトリートメント、ハーバルバス
・のどの痛み
吸入
・肌の活性
化粧水、ゴマージュ
・防虫
サッシェ
・不安やうつ
ハーブティー、ハーバルバス(半身浴や足浴)、冷浸油によるトリートメント
おすすめブレンド例
・ストレス
ラベンダー+ヤグルマギク+レモングラス
・不眠
ラベンダー+ジャーマンカモミール+パッションフラワー+レモンバーム
・頭痛
ラベンダー、フィーバーフュー、オレンジブロッサム
・肩こり
ラベンダー+ローズマリー+タイム
・うつ
ラベンダー+オレンジフラワー+オレンジピール+マロウブルー+ペパーミント
・美肌
ラベンダー+ローズ+マジョラム+ネトル
ハーブの詳しい活用法についてはコチラ

《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260
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