パイン:樹木系

パイン

Last Updated on 2024年2月29日 by SIZEN

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ストーリー 

パインは樹高が40cmほどのマツ科の常緑針葉樹。ヨーロッパ大陸北部からアジア北部にかけて広く分布しています。和名をオウシュウアカマツといい、パインニードルやスコッチパインとも呼ばれます。精油はマツの針葉(ニードル)や若い小枝から採油されます。古代ギリシャでは海神ポセイドンに捧げられ、船を造る木材としても使われていたようです。また、心身を強壮する働きがあるとされ中医学やヨーロッパの植物療法にも利用されてきました。アメリカの先住民は虫除けに使っていたようです。現在でも、殺菌剤や洗浄剤、殺虫剤、塗料、製紙工業など幅広い用途に利用されています。ドイツでは今でも気管支炎など呼吸器系のトラブルに森林浴の一種である松葉浴がすすめられているそうです。

効果効能


針葉樹のフレッシュな香りが心を強壮して安定させてくれます。心労を感じるときにもいいですし、興奮して高ぶった神経を抑えるのにも効果的です。また、集中力を高めてくれる作用もあるので、リフレッシュしたいときにおすすめです。

神経強壮、鎮静、刺激


毛細血管を広げて血流を促すため、冷え性や肩こり、慢性疲労、くすみなど血行不良によるトラブルにおすすめです。また、抗菌&殺菌作用、去たん作用に優れていることから、喘息や鼻炎、花粉症、風邪によるせきなど呼吸器系トラブル全般に役立ちます。

抗炎症、強壮、血行促進、鎮痛、コーチゾン様、去たん、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、うっ滞除去、免疫賦活、抗リウマチ

・肌 
優れた抗菌作用からアトピー性皮膚炎や湿疹の緩和にいいと言われています。また、抗菌、殺菌作用からニキビや吹き出物の予防にも効果的です。

抗菌、殺菌

皮膚刺激があるため高濃度での使用は避けてください。敏感肌の人は注意が必要です。 念のため、使用する前にパッチテストを行いましょう。また、妊娠初期の使用は避けてください。中期・後期については使用可能ではありますが、体調に十分留意したうえで使用しましょう。

効果が期待できる症状

使用方法

芳香浴 
空気中に散布しましょう。直接ビンから吸入するのも効果的です。
芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布 
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス 
全身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴

美容 
ニキビなど肌トラブルが気になるときは無添加・無香料の化粧水に加えてケアしましょう。
50mlに対して精油5滴程度を目安に加えてください。

相性のいい精油

ケース別おすすめ活用法

感染対策
お部屋に香りをディフューザーなどで拡散しましょう。アロマスプレーを作っておいて、マスクやハンカチに吹きかけて感染対策するのも効果的です。
-アロマスプレーの作り方-
(材料) 
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・パイン3滴
・ユーカリ・グロブルス3滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。 
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

呼吸器トラブル
せきやたんなどの風邪症状が気になるときには手軽にハンカチなどに1滴垂らして香りを嗅いでみましょう。蒸気吸入で症状を和らげるのも効果的です。
-蒸気吸入-
(材料)
・50〜60℃くらいのお湯
・パイン2滴
(やり方)
1、洗面器に50〜60℃くらいのお湯を注いでパインの精油を垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。
(注意事項)
・激しい咳がでるときは使用を控えましょう。
・誤って飲み込まないように注意してください。

冷え性やむくみ
冷えやむくみが気になるときにはアロマバスに浸かったり、キャリアオイルで希釈したものでマッサージしたりしましょう。パインは血流を促すので、肩こりや疲れにも効果的です。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(ホホバオイルやゴマ油)30ml
・パイン3滴
・ローズマリー1滴
・スイートオレンジ2滴
(作り方) 
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・パインの精油は高濃度で使用すると皮膚刺激を起こすことがあるので、様子を見ながら使用してください。肌が敏感な方はパッチテストを行ってからご使用ください。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

うつ病
芳香浴やアロマバス、マッサージなど心地よいと感じるケアで心身ともにリラックスしましょう。パインとお好きな香りの精油で自分だけのブレンドオイルを作っておくのもいいでしょう。

アトピー性皮膚炎
かゆみや炎症が強いときは補完的な役割で精油を活用するのもひとつの方法です。患部に1日数回塗布してみてください。
こちらのレシピは川端一永/田水智子/吉井友季子著「アロマセラピーで痛みとかゆみは治せる」を参考にしています。
-トリートメントオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル50ml
・パイン2滴
・ブラックスプルース2滴
・ティーツリー20滴
・ラベンダー12〜20滴
・ジャーマンカモミール2〜4滴の
・ローマンカモミール2〜4滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事故)
・精油でのケアは補助療法になります。病院での治療のサポートとしてお役立てください。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

リウマチや関節痛
キャリアオイルで希釈したもので患部をマッサージしましょう。アロマバスでのケアもおすすめです。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル25ml
・セントジョーンズワート油5ml
・パイン4滴
・ラベンダー4滴
・ユズ3滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事故)
・セントジョーンズワート油は光毒性を起こす恐れがあります。また、ユズの精油も非常に弱いですが光毒性がある可能性がありますので、使用後は直射日光に当たらないでください。夜の使用がおすすめです。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
川端一永・田水智子・吉井友季子著/アロマセラピーで痛みとかゆみは治せる
http://www.jcam-net.jp/data/pdf/04005.pdf


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