Last Updated on 2024年3月5日 by SIZEN
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ストーリー
クレオパトラが愛した香りで知られるジャスミンは「夜の女王」という呼び名があるほど夜にオリエンタルで甘く濃厚な香りを強く放ちます。太陽光が当たると揮発してしまうため、収穫は早朝に行われていました。また、約1トンの花からおよそ1kgしか抽出できないこともあり、ジャスミンは貴重なものとして大切にされてきました。
効果効能
・心
精神を鎮静させる一方で高揚させる働きもあるため、不安や孤独に支配された心をいやして前向きな気持ちにさせてくれます。また、独特のエキゾチックな香りが女性らしい感性を高め、日常に喜びをもたらします。
鎮静、高揚、抗うつ、催淫、精神強壮
・体
ジャスミンは子宮のハーブと呼ばれ、月経を安定させたり、生殖機能を高めたりします。また、鎮痛や鎮痙作用があり、月経時の痛みや不快感を軽減したり、分娩の時の痛みを和らげたりするのに役立ちます。神経性の疲労にも効果的です。
鎮痛、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)、子宮強壮、分娩促進、通経、抗炎症、血圧降下、抗カタル(鼻や咽頭などで過剰になった鼻水や痰といった粘膜を溶解し排出させる作用)、ホルモン調整
・肌と髪
細胞の成長を促す作用があり、乾燥や炎症のある肌のケアに役立ちます。また、エイジングケアも期待できるため、スキンケアやヘアケアにもおすすめです。
細胞促進、皮膚軟化、保湿
※香りが強いので30mlの基材に対して1、2滴程度で希釈して、高濃度での使用は避けてください。基本的に、妊娠中は使用を控えた方がいいですが、妊娠後期は医師にご相談の上ご利用ください。運動中など集中しなければならない時は使用を控えましょう。
効果が期待できる症状
月経痛、更年期障害、出産、ホルモンバランスの乱れ、せき、肌荒れ、シミ・しわ、乾燥肌、ヘアケア、ストレス、うつ、不安、不眠、結膜炎、湿疹、冷え性、PMS、リラックス、子宮疾患、捻挫、筋肉の痙攣、インポテンツ
使用方法
・芳香浴
空気中に散布しましょう。直接ビンから吸入するのも効果的です。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。
・塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。
・アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
・美容
無添加・無香料の化粧水やクリームに加えて使いましょう。
※50mlに対して精油5滴程度を目安に加えてください。ただ、ジャスミンは香りが強いので単独で使う場合は2、3滴くらいに抑えておいた方がいいかもしれません。
相性のいい精油
ケース別おすすめの活用法
・月経痛やPMSなど女性特有の悩み
ジャスミンは月経痛やPMS、更年期障害、産褥期など女性特有の症状を緩和するのに役立ちます。香りを直接ビンから吸入するといいでしょう。また、キャリアオイルで希釈して気になる部分をマッサージするのも効果的です。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル30ml
・ジャスミン2滴
・カモミール・ローマン1滴
・サイプレス1滴
・ラベンダー4滴
(作り方)
キャリアオイルに上記の精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
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