Last Updated on 2024年3月5日 by SIZEN
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ストーリー
ユーカリはコアラの主食として知られていますが、精油で利用されているのは6種類ほど。オーストラリアの先住民であるアボリジニーが伝染病の治療や傷の手当てに使ったのが始まりとされています。強力な殺菌作用はフランス人医師であるジャン・バルネも認めたほどです。
※ユーカリ・ラジアータやユーカリ・シトリオドラのストーリーもご参照ください。
効果効能
・心
清涼感のあるシャープな香りが頭をクリアにさせて集中力を高めます。心身をリフレッシュする作用だけでなく、興奮を鎮める作用もあわせ持っているため、イライラした時や緊張する時、不安な時におすすめです。
神経強壮、頭脳明晰、鎮静
・体
全体の80%程度を占める1,8シネオールが免疫機能を刺激して、鼻水やせき、喉の痛みを鎮めます。また、鎮痛作用や抗痙攣作用があるため、神経痛や肩こり、リウマチといった症状にも効果的です。
抗ウイルス、免疫賦活、去痰、鎮痛、抗痙攣、殺菌、消炎、浄血、解熱、抗リウマチ、利尿、抗カタル(鼻や咽頭などで過剰になった鼻水や痰といった粘膜を溶解し排出させる作用)、血糖降下
・肌
癒傷作用があるため、切り傷や擦り傷にいいと言われています。また、優れた抗菌作用もあるので、ニキビのケアにも効果的です。フケ予防や育毛効果と頭皮の悩みにも役立ちます。
瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、抗菌、フケ予防、デオドラント
※高濃度で使用すると皮膚刺激があるため、敏感肌の方は注意しましょう。妊娠中は使用を控えてください。また、刺激が強いので乳幼児への使用は避けましょう。高血圧やてんかんの方は使用を控えてください。
効果が期待できる症状
使用方法
・芳香浴
空気中に散布しましょう。
※香りが強いため、芳香浴で使用する際はごく少量にしてください。また、芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。
・塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。
・アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴1〜3滴
※乳化剤やキャリアオイルで希釈してからお湯に加えると肌あたりがやさしくなります。ただ、皮膚刺激があるので、敏感肌の方は少量にするか避けた方がいいでしょう。
・家事
防カビ抗菌スプレーを作っておき、トイレやお風呂場など気になるところに使用しましょう。
相性のいい精油
ケース別おすすめの活用法
・記憶力・集中力UP
勉強中や仕事中、運転中などで集中力を必要とする時に、芳香浴でリフレッシュをはかりましょう。ディフューザーを使うのもいいですし、手軽にティッシュやハンカチに1滴垂らすのも効果的です。
・喉の痛み
風邪の引き始めにマグカップを使って蒸気を5分ほど吸入しましょう。
-蒸気吸入-
(材料)
・50~60℃くらいのお湯
・ユーカリ・グロブルス1滴
(やり方)
1、マグカップに50~60℃くらいのお湯を注いでユーカリ・グロブルスを垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。
(注意事項)
・咳がでるときは控えましょう。
・喘息がある方や小さな子どもには控えてください。
・誤って飲み込まないように注意してください。
・風邪予防
風邪やインフルエンザが流行る時期には芳香浴で香りを散布しましょう。抗ウイルス作用のある精油とブレンドすれば、より高い効果が期待できます。
・ブレンド例)ユーカリ・グロブルス1滴、ティーツリー1滴、ラベンダー2滴
・ダニ避け
ユーカリ・グロブルスの防虫作用を利用して虫除けスプレーを作りましょう。
-虫除けスプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール10ml
・精製水20ml
・ユーカリ・グロブルス9滴
・レモングラス9滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・レモングラスの精油には色がついていることが多いので、白いカーテンなど色が目立つものには直接吹きかけないように注意してください。
・濃度が高いため肌には使用しないでください。
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。
・防カビ・抗菌
梅雨時期のカビ対策やお風呂場やキッチンなど水回りのカビ対策に役立てましょう!!
-防カビ・抗菌スプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール10ml
・精製水20ml
・ユーカリ・グロブルス4滴
・ティーツリー4滴
・ペパーミント4滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・濃度が高いため肌には使用しないでください。
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。
・肩こり・腰痛
慢性化した肩こりや腰痛には温湿布でのケアがおすすめです。血流を促して体を温め、痛みを和らげましょう。
-温湿布-
(材料)
・60℃くらいのお湯
・木綿の布
・ユーカリ・グロブルス1滴
・ローズマリー・シネオール1滴
(やり方)
1、お湯を洗面器に入れて、各種精油を落としよくかき混ぜます。
2、タオルをお湯につけて絞ります。
(注意事項)
・タオルが冷めてきたら熱い湯を足しましょう。
・タオルは縦に二つ折りにして、中央部をたるませて湯に浸します。精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼって患部に当ててください。
・精油は水に溶けにくいので、直接皮膚に触れないように注意しましょう。
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
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