Last Updated on 2024年2月19日 by SIZEN
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ストーリー
ヘリクリサムはコルシカ島や南フランスなど乾燥地帯に自生する常緑低木です。太陽のようなきらめく黄金色の花をつけることから、ギリシャ語の「helios(太陽)」と「chrysos(金色)」を合わせてヘリクリサムと呼ばれます。乾燥した石ばかりでの土地でも育つことから、フランスでは不死を意味する「イモーテル」とも呼ばれているようです。なお、ヘリクリサムはグレコローマン時代から知られており、かの有名な詩人ホメロス作の叙事詩「オデュッセイア」にも治療薬として登場しています。1Lの精油を作るのに700kg〜1tものヘリクリサムの花が必要となるため、希少高価の高い精油になります。
効果効能
・心
自分の感情を抑えてしまいがちな方にいい精油です。否定的な気持ちを解き放ち、前向きにしてくれます。お腹の脳とも言われる太陽神経叢に働きかけリラックスさせるため、怒りやストレスを和らげる作用も期待できます。
鎮静、抗うつ、怒りの抑制
・体
免疫力を高める作用や解毒作用があるため、アレルギー症状を緩和するのに役立ちます。慢性的なせきや喘息にも効果的です。また、優れた抗凝固作用や抗血腫作用があるので、血腫や血栓症など血液がうっ滞しているときにおすすめです。血行促進作用が関節の痛みを和らげるとも言われています。
抗バクテリア、抗カタル(鼻や咽頭などで過剰になった鼻水や痰といった粘膜を溶解し排出させる作用)、抗凝固、抗酸化、抗痙攣、抗ウイルス、去たん、浄血、解毒、免疫強壮、粘液溶解、血行促進、強肝、胆汁分泌促進
・肌
細胞再生作用に優れており自然治癒力も高めるため、肌のダメージ修復を促します。特に、アザや傷の回復に効果的です。また、老化肌にいいと言われているので、エイジングケアにおすすめです。炎症を抑えたり老廃物を除去したりする働きもあるので、肌の炎症やニキビのケアにも適しています。
抗炎症、細胞再生、瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、抗菌
※ 妊婦さんや授乳中の方、乳幼児、神経系統の弱い方、高齢者、てんかんを持つ方は使用に注意が必要です。長期に渡って広範囲に多量の使用するのは避けてください。キク科のアレルギーを持つ方は念のためパッチテストを行ってから使用してください。
効果が期待できる症状
使用方法
・芳香浴
空気中に散布しましょう。
※香りが強いため、他の精油とブレンドして利用しましょう。また、芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。
・塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。
・アロマバス
全身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
・美容
ニキビや肌荒れ対策におすすめです!また、エイジングケアとしても優秀です。マッサージなどで肌を活性化してシワやくすみのない肌へと導いてあげましょう。
相性のいい精油
ケース別おすすめ活用法
・アレルギー症状(くしゃみ、鼻腔の炎症、慢性のせき)
あたたかい蒸気を吸入して鼻腔の炎症や慢性のせきなどのアレルギー症状を和らげましょう。アロマバスや芳香浴もおすすめです。
-蒸気吸入-
・50〜60℃くらいのお湯
・ヘリクリサム2滴
(やり方)
1、50〜60℃くらいのお湯を注いでヘリクリサムの精油を垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。
(注意事項)
・激しい咳がでるときは使用を控えましょう。
・誤って飲み込まないように注意してください。
・筋肉痛
スポーツの後などで疲れた筋肉をマッサージでほぐしてあげましょう。アロマバスや湿布でのケアも効果的です。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル30ml
・ヘリクリサム3滴
・ローズマリー3滴
(作り方)
ホホバオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
・打ち身や青あざ、コブ
キャリアオイルで希釈したものを患部に塗布したり湿布したりしてあざになったり腫れたりするのを予防しましょう。
-トリートメントオイルの作り方-
(材料)
・アルニカオイル20ml
・ヘリクリサム4滴
・バーチ4滴
(作り方)
アルニカオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・1日3回を目安に患部に塗布しましょう。
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
・二日酔い
キャリアオイルで希釈したものを肝臓部に塗布して、体内の解毒を促しましょう。
-トリートメントオイルの作り方-
(材料)
・ホホバオイル10ml
・ヘリクリサム1滴
・ローズマリー・シネオール2滴
・ラベンダー2滴
(作り方)
ホホバオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
・エイジングケア
トリートメントや美容液として肌を活性化して若々しい肌へと導きましょう。
-トリートメントオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(肌タイプに合わせて選びましょう。)25ml
・ヘリクリサム2滴
・ゼラニウム2滴
・フランキンセンス1滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えてよく混ぜ合わせます。
(注意事項)
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。
アプリコットカーネルオイル…乾燥肌、敏感肌
ココナッツオイル…乾燥肌、敏感肌
ホホバオイル…どの肌タイプの人にも◎
アプリコットカーネルオイル…どの肌タイプの人にも◎
ヘーゼルナッツオイル…普通肌、脂性肌
スイートアーモンドオイル…どの肌タイプの人にも◎
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
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