ベチバー:エキゾチック系

ベチバー

Last Updated on 2024年3月4日 by SIZEN

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ストーリー

ベチバーは南インド地方のタミル語「掘り起こした根」が由来。この言葉が意味するようにベチバーの精油は根から抽出されます。精油以外にも織物やすだれなどにも使用され、生活必需品として活用されてきました。スリランカでは安静の油と言われるほど健康維持に欠かせない万能薬として重宝されています。香水の原料としても有名です。

効果効能


鎮静作用に優れており、高ぶった神経を落ち着かせてくれます。ストレスが原因で抑うつ状態にあるときや眠れないときなどにおすすめです。イライラや緊張、ストレスの緩和を得意とする精油なので、プレッシャーなどで判断力が低下した時にも冷静さをもたらしてくれます。

鎮静、抗うつ、抗神経障害、催淫


赤血球の働きを高める作用があるので、疲労を和らげるのに役立ちます。また、熱を下げて体を元気にする作用もあるので、リウマチや関節炎のケアにも効果的です。精神的なことが原因で起こる胃腸トラブルにもいいと言われています。軽いホルモン様作用もあるので、更年期や月経に伴う不調にもおすすめです。

血行促進、抗真菌、消化促進、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)、抗痙攣、通経(月経を起こさせる)、抗リウマチ、肝臓機能促進、免疫賦活、膵臓機能促進、細胞活性化、静脈強壮、強壮


皮膚の再生力を高めて肌に活力を与えます。また、抗炎症作用があるため、ニキビや肌荒れにも効果的です。

抗炎症、皮膚細胞の再生、鎮静

※香りが強いので30mlの基材に対して1、2滴を目安にお使いください。妊娠初期は使用を避け、中期・後期に使用する場合は十分体調に留意したうえでご使用ください。また、乳幼児への使用は避けてください。

効果が期待できる症状

筋肉性リウマチ、消化不良、貧血、月経前症候群(PMS)更年期障害疲労関節炎、神経性胃炎、産後うつうつ冷え性ストレス不眠、不安、筋肉痛、切り傷、ニキビ・吹き出物

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。直接ビンから吸入するのも効果的です。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴2、3滴
部分浴(足浴、手浴)1、2滴

美容
他の精油とブレンドしたものでスキンケアして肌を活性化してあげましょう。また、頭皮や髪の脂っぽさが気になるときは、無添加・無香料のシャンプーにベチバーの精油を加えてケアすると効果的です。
30mlにつきベチバーの精油1,2滴を入れてシャンプーします。1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。

相性のいい精油

ケース別おすすめ活用法

安眠
就寝前に枕にシュッと吹きかけて深い眠りへと誘いましょう。
-ピロースプレーの作り方-
(材料)
・無水スプレー5ml
・精製水25ml
・ベチバー1滴
・ラベンダー3滴
・オレンジ2滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・オレンジ精油には色がついているので、白い寝具など色が目立つものには直接吹きかけないように注意してください。
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

ニキビ・吹き出物 
ベチバーの精油を加えた手作りローションでニキビの改善を図りましょう。オイリー肌でニキビができやすい方のデイリーケアにもおすすめです。
-化粧水の作り方-
(材料)
・グリセリン5ml
・精製水45ml
・ベチバー1滴
・ラベンダー1滴
・サイプレス1滴
(作り方)
1、清潔な容器にグリセリンを加えます。
2、そこに各種精油を加えてよくふり混ぜます。
3、最後に、精製水を加えてしっかり混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
保存期間は約1カ月程度になります。容器に製作日を書いたラベルを貼っておくと便利です。その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。

防虫・防カビ
水回りや湿気が高いところなど気になるところにスプレーしておくとゴキブリ避けや防カビ効果が期待できます。
-防虫・防カビスプレーの作り方-
・無水エタノール5ml
・精製水45ml
・ベチバー3滴
・ユーカリ・シトリオドラ3滴
・ゼラニウム4滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

免疫UP
ディフューザーで香りを拡散させて感染対策に役立てましょう。
・ブレンド例)ベチバー1滴、オレンジ1、2滴、ユーカリ・ラジアータ1、2滴


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典

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