ブラックペッパー:スパイス系

ブラックペッパー

Last Updated on 2024年3月4日 by SIZEN

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ストーリー

インドでは4000年も前からスパイスとしてだけでなく薬草としても利用されてきました。保存料としても重宝され、長期間食料を保存できることが可能になったことが大航海時代の幕開けになったとも言われています。

効果効能


無関心な心を活性化して気力を与えます。プレッシャーに押しつぶされそうなときに、重圧から解放してくれます。たまったフラストレーションを解消するのにもおすすめです。

刺激


ブラックペッパーの主成分であるβ-カリオフィレンが血流を促して体を温め、代謝や消化といった体の機能を高めてくれます。胃腸の冷えが原因で起こる腹痛や下痢、膨満感などのトラブルに効果的です。また、冷え性や肩こり、腰痛といった痛みを和らげるのにも役立ちます。ダイエットのサポートにもおすすめです。

抗菌、抗ウイルス、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、消化促進、デトックス、鎮痛、血行促進、抗痙攣、抗炎症、抗酸化、強壮


スキンケアとしてはあまり使用されませんが、血行促進効果があるのでしもやけや打ち身、手荒れなどの治りを早めくれる効果が期待できます。

血行促進、抗炎症、抗菌、皮膚分泌調整

※高濃度で使用すると皮膚刺激があるため、敏感肌の方は注意しましょう。また、妊娠中は使用を避けてください。過度に使用すると腎臓を刺激するので、30mlの基材に1〜3滴程度を目安に使いましょう。

効果が期待できる症状

風邪、インフルエンザ、気管支炎副鼻腔炎口内炎、食欲不振、消化不良、便秘坐骨神経痛ダイエットのどの痛み、吐き気、めまい筋肉痛冷え性肩こり、首こり、リウマチ、打ち身、捻挫、歯痛・歯周病

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。直接ビンから吸入するのも効果的です。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴1、2滴
部分浴(足浴、手浴)1滴
乳化剤やキャリアオイルで希釈してからお湯に加えると肌あたりがやさしくなります。ただ、皮膚刺激がやや強いため1%未満で使用します。敏感肌の方は少量にするか避けた方がよいでしょう。

美容
冷え性のしもやけや手荒れにはキャリアオイルで希釈したものを塗布してマッサージしましょう。

相性のいい精油

ケース別おすすめ活用法

風邪・インフルエンザ予防
ディフューザーでお部屋に香りを散布したり、熱めのお湯を注いだ洗面器にブラックペッパーの精油を1滴垂らして蒸気吸入したりして予防に役立てましょう。外出先ではマスクにスプレーしておくと安心です。
-マスクスプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・ブラックペッパー1滴
・ティーツリー2滴
・ユーカリ・ラジアータ3滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく降って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく降って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

禁煙
ブラックペッパーにはニコチンへの欲求低下やたばこを吸うまでの時間を延長する効果が認められています。また、臨床試験では禁断症状も軽減されたそうです。ブラックペッパー以外にも禁煙をサポートする作用のある精油があるのでブレンドして生活に取り入れてみてください。例えば、タバコを吸いたくなったときに空気中に散布したり、ハンカチやマスクに吹きつけたりして気分転換を図ることができる禁煙サポートスプレーなんかがおすすめです。
-禁煙サポートスプレーの作り方-
(材料)
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・ブラックペッパー2滴
・ペパーミント2滴
・メリッサ2滴 
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく降って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく降って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

しもやけや手荒れ
手足の冷えによって起こるしもやけや手荒れにはキャリアオイルで希釈したものでマッサージしてあげましょう。
-マッサージオイルの作り方-
・キャリアオイル(小麦胚芽油やアボカド油など)15ml
・ブラックペッパー1滴
・カモミール・ローマン1滴
・ラベンダー1滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・毎日使うと腎臓に過度な負担をかける恐れがあるので、マッサージにブラックペッパーを使用する場合は1日置きや1週間使ったら違う精油に変えるなどして適度に間隔をあけてください。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

肩こりや筋肉痛
肩こりや筋肉痛にはマッサージや温湿布がおすすめです。血流を促して痛みを和らげましょう。
-温湿布のやり方-
(材料)
・60℃くらいのお湯
・木綿の布
・ブラックペッパー2滴
(やり方)
1、お湯を洗面器に入れて、ブラックペッパーを落としよくかき混ぜます。
2、タオルがお湯につけて絞ります。
(注意事項)
・タオルが冷めてきたら熱いお湯を足しましょう。
・タオルは縦に二つ折りにして、中央部をたるませてお湯に浸します。精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼって患部に当ててください。
・精油は水に溶けにくいので、直接皮膚に触れないように注意しましょう。

-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(スイートアーモンドオイルやホホバオイル)30ml
・ブラックペッパー2滴
・フランキンセンス2滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・お腹のまわりをくるくると螺旋を描くようにマッサージしましょう。
・毎日使うと腎臓に過度な負担をかける恐れがあるので、マッサージにブラックペッパーを使用する場合は1日置きや1週間使ったら違う精油に変えるなどして適度に間隔をあけてください。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典

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