ラベンサラ:ハーブ系

ラベンサラ

Last Updated on 2024年3月2日 by SIZEN

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ストーリー 

ラベンサラの歴史はまだ浅く、精油として利用され始めたのは1980年代になります。原産国のマダガスカルでは「体によい葉」という意味を持ち、薬草として煎じてのんだりすり潰して体に塗ったりと民間療法に用いられてきました。なお、以前はマダガスカル固有のものとされていましたが、2003年に中国のクスノキ(Cinnamoum camphora)と同じ植物だということが分かってからは同じ学名になりました。ただ、精油の成分構成は大きく異なるため、区別するためにマダガスカル産のラヴィンサラには元の学名を俗称としてEX.RAVENSARA AROMATICAと併記するようになっています。禁忌がなく作用の優しい精油なので、お子さまやご高齢の方にもおすすめの精油です。

効果効能


不安や緊張、ストレスなど精神的にまいっている時に心を落ち着かせ、活力を与えてくれます。心を落ち着けることで深い睡眠へと誘う効果も期待できます。

神経強壮、鎮静、催眠


抗菌・抗ウイルス作用に加え、免疫力を高める働きがあり、風邪やインフルエンザなど感染症の予防に役立ちます。また、去たん作用もあるため、せきや喘息、気管支炎といった呼吸器の不調にも有効です。鎮痛や鎮痙、利尿作用により筋肉痛やリウマチ、関節痛、生理痛などの痛みを緩和にも使用されます。

抗菌、抗ウイルス、鎮痛、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)、去たん、抗カタル(鼻や咽頭などで過剰になった鼻水や痰といった粘膜を溶解し排出させる作用)、鎮咳、うっ滞除去(体内に滞った水分や老廃物などを体外に排出する作用)、免疫強化


抗菌、抗ウイルス作用に優れているため、傷口を治すのに使われます。また、水虫、乾癬などの皮膚疾患、ニキビにも効果的です。

抗菌、抗ウイルス、創傷治癒

妊娠初期は使用を避けましょう。妊娠中期・後期に関しては体調に十分注意したうえでご使用ください。また、高濃度での使用や長時間の使用は控えた方が無難です。なお、ラベンサラには皮膚刺激のある成分が含まれているため、肌へのトリートメントはあまり推奨されていません。

効果が期待できる症状

使用方法

芳香浴
空気中に散布しましょう。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。

塗布
キャリアオイルで適切な濃度に希釈してから使用してください。反射区やツボ、患部と気になる部分に塗ります。

アロマバス
全身浴〜半身浴1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)1〜3滴
※乳化剤やキャリアオイルで希釈してからお湯に加えると肌あたりがやさしくなります。

相性のいい精油

ケース別おすすめ活用法

不眠
アロマバスで心身をリラックスさせて深い眠りへと誘いましょう。なかなか寝付けないときなどは香りを散布するのもおすすめです。
-ピロースプレーの作り方-
(材料)
・無水スプレー5ml
・精製水25ml
・ラベンサラ1滴
・ラベンダー2滴
・オレンジスイート2滴
・マンダリン2滴 
(作り方) 
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・オレンジやマンダリン精油には色がついているので、白い寝具など色が目立つものには直接吹きかけないように注意してください。
・保存期間は約2週間程度になります。スプレーボトルに制作日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火気付近での使用、保存は避けてください。

インフルエンザや風邪の予防と呼吸器系の不調
ディフューザーやアロマスプレーで香りをお部屋に散布して感染症を予防しましょう。また、呼吸器系の不調がある場合はハンカチやティッシュに精油を1、2滴垂らして吸入したり、マグカップや洗面器を使って蒸気吸入したりして不調を緩和しましょう。
-アロマスプレーの作り方-
(材料) 
・無水エタノール5ml
・精製水25ml
・ラベンサラ3滴
・サイプレス2滴
・ユーカリ・グロブルス1滴
(作り方)
1、スプレー容器に無水エタノールを入れます。
2、各種精油を加えて混ぜ合わせます。
3、最後に精製水を加えてよく振って混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程になります。スプレーボトルに作成日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく振って混ぜ合わせてから使いましょう。
・火器付近での使用、保存は避けてください。

-蒸気吸入-
(材料)
・50〜60℃くらいのお湯
・ラベンサラ1滴
(やり方)
1、マグカップに50〜60℃くらいのお湯を注いでラベンサラの精油を垂らす。
2、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込む。
(注意事項)
・咳がでるときは控えましょう。
・誤って飲み込まないように注意してください。

関節痛や筋肉痛
優れた鎮痛作用を持つラベンサラはマッサージでのケアがおすすめです。キャリアオイルで希釈したもので優しくマッサージしたり、湯船に数滴落として湯船でマッサージしたりするのも効果的です。
-マッサージオイルの作り方-
(材料)
・セントジョーンズワート油10ml
・ラベンサラ2滴
(作り方)
セントジョーンズワート油にラベンサラを加えたら完成です。
(注意事項)
・セントジョーンズワート油は光毒性を起こす恐れがあるので、使用後は直射日光に当たらないでください。夜の使用がおすすめです。
・作成したマッサージオイルは容器に入れて密閉し、冷暗所で保存しましょう。
・容器に作成日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月を目安に使い切ってください。

帯状疱疹
キャリアオイルで希釈したブレンドオイルを症状が治まるまで繰り返し塗布しましょう。
-ブレンドオイルの作り方-
(材料)
・キャリアオイル(ホホバオイルやマカダミアナッツ油、ココナッツオイルなど)20ml
・ラベンサラ3滴
・ユーカリ・ラジアータ2滴
・ティーツリー3滴
(作り方)
キャリアオイルに各種精油を加えて混ぜ合わせたら完成です。
(注意事項)
・念のため、パッチテストを行なってから使用してください。
・作成したブレンドオイルは容器に入れて密閉し冷暗所で保存しましょう。
・容器に製作日を書いたラベルを貼っておき、1ヶ月程度を目安に使いきってください。


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典

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