嘔吐恐怖症は克服できる!!精油とハーブでのサポートも試してみよう!

嘔吐恐怖症

Last Updated on 2024年2月14日 by SIZEN

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人が吐くのを見るのが異常に怖い…!!これは嘔吐恐怖症と呼ばれるもので女性に多く見られる疾患です!!私の周囲にも嘔吐恐怖症で悩んでいる方がいますが、その方の話によると幼い頃の経験がきっかけで発症したそうです!

吐くことへの恐怖心は時に人生の楽しみまで奪ってしまいます。外食できない…、公共の乗り物に乗れない…できないことが増えていって日常生活にまで支障をきたすことは少なくありません…。この記事では嘔吐恐怖症について詳しく説明しています。

一度植え付けられた恐怖心を取り除くのは並大抵のことではありませんが、克服して日常を取り戻した方はたくさんいます!!今はつらいかもしれませんが、少しずつでもできることから始めていきましょう!


※本ページはプロモーションが含まれています。

嘔吐恐怖症は想像以上につらい⁉

自分や他人が吐くことに対する異常なまでの恐怖心…、これは嘔吐恐怖症と呼ばれる心の疾患です。

また、恐怖を感じる対象が特定の場所や状況、物に限定されることから限局性恐怖症とも呼ばれます。


限局性恐怖症と言えば、高所恐怖症や閉所恐怖症、先端恐怖症などで有名ですが、この他にも対象となる状況や物事はたくさんあります。

関係ない人からすれば何がそんなに怖いの?って思うかもしれません…。

ですが、何か特定のものに恐怖を感じるということは、他人が想像する以上につらいものなのです。


実際、嘔吐恐怖症で悩んでいる方の多くが強い恐怖感や不安感との孤独な闘いを強いられています。

しかしながら、日本ではかかる人の割合が約3.4%と低いため、まだまだ認知度が低く、きちんとした治療を受けられてない人が多いというのが現状です。

それに、治療法や治療期間などがネックとなって、なかなか治療に踏み切れないケースも少なくありません。

ただ、嘔吐恐怖症は成人まで症状が続いていた場合、自然寛解は難しいと言われる疾患です。


また、限局性恐怖症の場合、うつ病や不安症といった他の精神疾患と合併しやすいことも報告されています。

中には、嘔吐恐怖症のせいで日常生活もままならないという方もいらっしゃるでしょう。

つらい時は暗いトンネルに1人取り残されたような絶望的な気持ちになるかもしれません。

ですが、嘔吐恐怖症の治療法にはさまざまあり、心身への負担を軽減しながら行える方法もあります。

1 人で抱え込まず、まずは信頼できる医師に相談してみて欲しいと思います。

嘔吐恐怖症の原因

残念ながら、嘔吐恐怖症の発症原因についてはまだはっきりと解明されていません。

ただ、原因の一端を担うものに扁桃葉の過活動や前頭前皮質の機能不全が挙げられています。

また、発症には過去のトラウマが大きく関係していることも分かっているようです。

例えば、幼少期に胃腸炎などにより嘔吐した経験や人前で嘔吐した際に拒絶たれた経験などがトラウマになって発症するというわけです。


なお、トラウマをきっかけに発症する場合、その人の性格や体質が関係している可能性が高いと言われています。

具体的には、神経質、虚弱体質、心配性な人は過去のつらい体験がトリガーになりやすい傾向にあるそうです。

一方で、性格や体質的な条件が揃っているにも関わらず、トラウマになるような経験をしても発症しない人もいます。

ここで注目したいのが発症しやすい年代です。

実は、嘔吐恐怖症をはじめとする極限性恐怖症患者の大多数が10代前に発症しているんです。これには乳幼児期の生育環境が大きく影響しているのでしょう。

精神疾患の権威であるアルバーノ,アン=マリーも遺伝的に発症している可能性が考えられる場合や親から見て子どもに恐怖感や不安感が認められる場合、家庭環境が重要だと指摘しています。

例えば、子どもが恐怖を感じている対象から逃げたり避けたりしていたとします。その際、親がその行為に手を貸すことは症状を助長することに繋がるのだそうです。

極限性恐怖症の原因の一つにもなっていますが、過保護な態度が子どもの恐怖心をあおるというわけです…。

では、どのように対処するのが正解なのでしょうか?それは恐怖症に立ち向かう術を学べるようにサポートすることです。

もちろん、子どもの気持ちに寄り添うことも大切ですし、介入が必要なケースもあるでしょう。大切なのはその子自身が自分で対処し、恐怖を克服すること!

子どもが自分なりの対処法を見つけていくのを見守ってあげることが大切なんです。


これは一種の暴露療法みたいなものかもしれませんが、積み重ねが不安感や恐怖感を払拭し、恐怖症に立ち向かう精神力や立ち直る力を養ってくれます!!

これはこれから先嘔吐恐怖症を克服しようとしている方にも言えることかもしれませんね…。

困難な壁を乗り越えるのは容易なことではありませんが、医師やカウンセラーなど専門家の力を借りながらでも一歩ずつ前に進むことが解決の糸口になるのではないでしょうか。

自力で治した方の体験談

実は、嘔吐恐怖症を患っている方の中には専門医に診てもらうことなく嘔吐恐怖症を克服した方がいます。

現に、予期せぬ事態に直面したことにより症状が改善してしたという事例は少なくありません。

例えば、つわりやお酒を飲み過ぎてなどやむを得ない理由により吐いたことで、結果的に症状が軽減することがあります。

もちろん。これは全ての嘔吐恐怖症の方に当てはまるわけではありません。


嘔吐恐怖症を患う方にとって吐くことほど恐ろしいことはないわけですから、そのような事態にならないようにやり過ごしている人の方が圧倒的に多いと思います。

ですが、自分なりの対処法を身に付けることで少しずつでも自信がついていけば克服することは可能なのです!!

少し話が逸れますが、私には限局性恐怖症ではなく社会不安障害があります。

人前で異常なほど緊張してしまうのです。これにはきっかけがあり、学生時代、先生からの高圧的な指導が発端となり発症しました。

そこからは人前に出る機会がある度、震えや動悸、時には、口内ヘルペスや倦怠感かどの身体症状も出ていました。

学生時代は心ない人から笑い者にされたことも多々あります。発表させないで欲しいと先生に頼んだこともあります。

ですが、今では他の人から褒められるほど私の態度からは緊張している素振りが微塵も感じられないようです。

私の場合、仕事柄人前で話すことが多かったのが功を奏したのでしょう。徐々に、人前で堂々と発表できるようになりました。

つまり、知らず知らずのうちに曝露療法を行なっていたのです。ただ、これは並大抵のことではありませんし、克服するためにはかなりの努力が必要になります!

今になって思い返してみると、私の場合、遺伝的なものや体質、家庭環境など総合的に見て、社会不安障害になるべくしてなったんだと思います。

ですが、皆さん何かしら自分にしかない特性を抱えながら生きています。恥ずかしがる必要もないですし、誰かに理解して貰う必要もないんです。

ただ、生きづらかったら誰かの手を借りて自分が生きやすい環境を作ればいい、そう考えれば少しは気が楽になるのではないでしょうか。

嘔吐恐怖症の治療法

現在、精神科や心療内科で行われている限局性恐怖症の治療法にはカウンセリングなどの心理療法と抗不安薬などを使用する薬物療法があります。

嘔吐恐怖症の治療においても、心理療法と薬物療法を平行して行う治療法が主流なようです。


それには理由があって、薬物療法だけでは本当の意味での克服が難しいからだと言われています。

実際、薬物療法のみで恐怖症を治療した場合、薬で恐怖反応は抑えられてはいても恐怖症そのものは継続していることが多いそうです。

結局のところ、心理療法により恐怖や不安に対する認知を修正し、恐怖や不安を感じる対象に心身を慣らすことで症状を改善していくほかないのです!!

ちなみに、嘔吐恐怖症の治療で主流になっているのが行動療法における曝露療法です。

曝露療法とは不安や恐怖を感じる対象に徐々に慣らしていく治療方法になり、イラストや音、文字、映像などが使用され、個々のレベルに合わせて順化させていきます。


あるクリニックでは、曝露療法を行った患者さんの内、4割りの方の症状が改善し、6割の方で症状が軽減したそうです。


ただ、曝露療法は途中で断念する方も多いとのこと。パニック発作が起こったり、恐怖感が強くなったりするケースも頻繁にあります。

ここで、ある公認心理士さんが提案している治療法をご紹介したいと思います。それは催眠療法と曝露療法を組み合わせた治療法です。

催眠療法で一時的に嘔吐への恐怖感を抑えながら曝露することで順化させていくもので、回数を重ねながら嘔吐への観念を変えていきます。

この他にも、本人に恐怖を与えることなく治療できる方法は次々に生み出されています。

嘔吐恐怖症に限らず多くの限局性恐怖症で苦しんでいる方が臆することなく治療できる日はそう遠くないかもしれません。

日常生活で気をつけること

限局性恐怖症の方には日常生活でも気をつけて欲しいことがいくつかあります。

例えば、十分な睡眠が得られず寝不足な日が続くと、扁桃体の活動が活発になって扁桃体をコントロールしている前頭前皮質も制御が効かなくなるんです。

前にも触れましたが、嘔吐恐怖症は扁桃体の過活動や前頭前皮質の機能不全が原因の一つとして挙げられています。

つまり、不眠が嘔吐恐怖症の症状を誘発する恐れがあるというわけです。

また、運動には薬物療法と同等の効果があるとも言われているので、気分が向上するような運動を日常的に取り入れることも大切です。

このように、嘔吐恐怖症患者にとって、生活習慣を改善することには多くのメリットがあるのです。

カリフォルニア大学アーバン校のRoger Walsh博士は、食事や運動、ストレス管理、リラクゼーション、社会的な関係の構築、自然との触れ合い、ボランティア活動への参加といったものが限局性恐怖症のような不安障害の治療に役立つと明言しています。

治療の一環として、普段の生活習慣を健康的に送ることも心がけていきましょう。

・十分な睡眠
・適度な運動
・自律神経を整えるトレーニング
・カフェインやアルコールなど発作を誘発するものを控える
・ストレスから遠ざかる

十分な睡眠時間が取れていない方必見!!

自律神経を整えたい方はコチラもチェック!

ストレス発散が苦手な方はコチラの記事も参照ください!

恐怖症の緩和に役立つ精油

精油には扁桃体の過活動を抑制する作用や交感神経の高ぶりを抑える作用、自律神経のバランスを整える効果など恐怖症の症状を予防し、抑制する作用を持つものがあります。

例えば、ラベンダーには扁桃葉の過活動や不眠を改善する効果が認められています。

また、ラベンダーに含まれる酢酸リナリルにはセロトニンの分泌を促す作用もあるのです。


一般的に、嘔吐恐怖症のパニック様発作が起こっている時、交感神経が優位になることで動悸やめまい、息苦しさなどの身体症状が現れます。

このような不快な症状は本人を不安にさせるだけでなく、行動範囲を狭めるほどつらいものです。

そこで、このような事態を回避するのに効果的な精油の使い方をご紹介したいと思います。

まず、普段から自分が心地よいと思える精油を使って、心身ともに穏やかに過ごせる感覚をインプットしておいてください。

そうすることで、いざ不安感に苛まれたり恐怖感に襲われたりした時に心地よい香りが不快な感情を払拭するのに役立ちます。


ぜひ、お出かけの際はお守り代わりにお気に入りの精油を1、2滴垂らしたハンカチを持ち歩いたり、ロールオンタイプのものをバッグに常備したりして、身近に忍ばせておいてくださいね。



《おすすめの精油》
イランイランオレンジスイートサンダルウッドクラリセージゼラニウムミルラベルガモット、シベリアンファー、サイプレススイートマジョラムジュニパーベリーラベンダー、プチグレンなど

恐怖症の緩和に役立つハーブ

ハーブにも精油同様、不安障害の症状のケアやパニック様発作の緩和に効果的だと言われています。

鎮静や鎮痙、神経強壮、不眠の改善など幅広い効能で不安感や恐怖感に支配された心と体を優しく開放していってくれるのです。


まずは、普段からハーブティーやチンキを毎食後飲む習慣をつけることから始めてみましょう。

《おすすめのハーブ》
ホーソン、パッションフラワー、メリッサ、バレリアンリンデンフラワースイートマジョラムジャーマン・カモミール、ビターオレンジ、レモンバーベナ、ウッドラフ、ロディオラ、セントジョーンズワート、スカルキャップなど

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まとめ

今回お話した通り、嘔吐恐怖症には遺伝や育った環境、性格、体質などさまざまなことが関係しています!例えば、心配性な人が過去のつらいトラウマをきっかけに発症してしまう…、嘔吐恐怖症はいろんな条件が重なった結果なのです!

だからと言って、嘔吐恐怖症を特別なことだと考える必要はありません!嘔吐に対する歪んだ考え方を修正してあげればいいのです!それには、それ相応の努力が必要にはなりますが、少しずつでも自信を付けていくことで治った人はたくさんいます。


いずれにせよ、生活習慣を整えたりして恐怖心が起こりにくい心身を作っていくことも大切です!それから、つらいのであれば専門家に頼って欲しいと思います!!一歩ずつでも前に進んでいきましょう!


《注意点》

セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。

参考文献
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http://behavior.wpblog.jp/phobia/2339
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https://www.kansai.ac.jp/pdf/kuhs_kiyo_06/14_br_yurugi.pdf
https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/035599.html
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http://www.comhbo.net/?page_id=3428
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http://www.n-ushicli.com/mentalsupport/social-social-anxiety-disorder.html
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180307/index.html
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https://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_b/b-208/b-208_02.pdf
https://www.ted.com/talks/anne_marie_albano_how_to_raise_kids_who_can_overcome_anxiety/transcript
http://www.tm-clinic.com/fuan.html
https://www.nishiogi-seiwa.com/sad
https://surugadai-kokoro.com/treatment/2452/
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
苑田みほ著/ハーブティーブレンドレシピ260

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