Last Updated on 2024年3月4日 by SIZEN
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ストーリー
昔から万能ハーブとして活用されてきたラベンダー。原産地はヨーロッパになっていますが、今では世界中で栽培されている人気のハーブです。20世紀初頭のフランスで実験中の化学者がやけどに塗ったところ、驚くほど回復が早かったことから研究が始まったと言われています。
効果効能
・心
ラベンダーは精油の中でも鎮静作用が高く、感情のバランスをとってくれます。不安や緊張やストレスを和らげて穏やかな気分へと導いてくれるでしょう。特に、人目を気にして自分の感情を表現できないタイプの方におすすめの精油です。
抗不安、鎮静、安眠、抗うつ、頭脳明晰、感情のバランス
・体
ラベンダーにはさまざまな効能が認められていますが、中でも優れているのが鎮痛作用!頭痛や肩こり、筋肉痛の緩和に役立ちます。また、抗菌や抗真菌作用により泌尿器、生殖器系、呼吸器系の感染症にも効果的です。
鎮痛、抗炎症、血圧降下、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗感染、抗ヒスタミン、強壮、胆汁分泌、利尿、解毒、駆風(胃腸に溜まったガスを排出)、通経(月経を起こさせる)、血液促進、整腸、鎮痙(平滑筋の痙攣をしずめて痛みを和らげる)、心臓の強壮、呼吸器系の不調改善、抗腫瘍、抗リウマチ
・肌と髪
細胞の成長を促進する働きや炎症を改善する作用があり、あらゆる皮膚トラブルに有効です!特に、日焼けややけどの回復を早めるのに役立ちます。
瘢痕形成(傷ややけどなどの傷あとを消す)、抗炎症、皮脂分泌調整、デオドラント、組織再生、脱毛予防、髪の強壮
※乳幼児に使用する場合は必ず薄めてから使いましょう!また、妊娠初期の使用は避けてください。高濃度で使用すると、覚醒して眠れなくなることがあります。
効果が期待できる症状
ニキビ、おむつかぶれ、足の痙攣、アレルギー、脱毛、消化不良、更年期障害、不安、喘息、関節炎、気管支炎、花粉症、頭痛、単純ヘルペス、ヒステリー、虫刺され、リウマチ、湿疹・発疹・乾癬などの皮膚疾患、捻挫、ストレス、熱中症、せき、熱、不眠、血圧低下、あざ、吹き出物、日焼け、じんま疹、便秘、肩こり、風邪、神経緊張、月経痛、冷え性、くま・くすみ、シミ・シワ、乾燥肌、体臭、ダイエット、乗り物酔い、水虫、メタボ、帯状疱疹
使用方法
・芳香浴
空気中に散布しましょう。
※芳香浴の場合、厳密に何滴という決まりはありませんが、精油の量はお部屋の広さや密閉の度合い、空気の流れ、室温、湿度、使用する精油自体の香りの強さなどによって大きく変わってきます。それに、香りの強さの感じ方は個人差もありますし、その時の体調にも影響されます。基本的には6畳ほどの広さのお部屋で3〜6滴程度を目安にお使いください。また、香りが強過ぎると感じた場合は少なめに、弱いと思った場合は多めにと適宜加減しましょう。
・塗布
基本的には年齢に合わせた濃度で希釈して塗布しますが、体の一部に塗布する場合は薄めずに使用することも可能です。足裏の反射区やツボ、患部に1、2滴塗ってみてください。
※お肌の弱い方は希釈してから使いましょう。
・アロマバス
全身浴〜半身浴/1〜5滴
部分浴(足浴、手浴)/1〜3滴
※バスタブにラベンダーの精油を1、2滴加えてから入浴します。乳化剤やキャリアオイルで希釈してからお湯に加えると肌あたりがやさしくなります。
・美容
無添加・無香料シャンプー30mlにつき精油3滴を入れてシャンプーします。
※1ヶ月以内に使い切るようにしてください。
・家事
精製水や無水エタノールと混ぜ合わせて消臭スプレーとして利用することができます。
※濃度は最大4%程度に希釈してください。
相性のいい精油
イランライン、グレープフルーツ、ゼラニウム、ティーツリー、ネロリ、ペパーミント、ローズ、ローズマリー、カモミール・ジャーマン、カモミール・ローマン、クラリセージ、サイプレス、サンダルウッド、ジュニパーベリー、スイートマジョラム、フランキンセンス、ベチバー、ベルガモット、ミルラ、レモン、レモングラス、ブラックペッパーなど
ケース別おすすめの活用法
・不眠
ラベンダーの高い鎮静効果で不安を取り除いて安眠へと誘ってくれます。ディフューザーに精製水とラベンダーの精油1〜6滴入れて寝室を香らせましょう。また、ハンカチやタオルに精油を2、3滴垂らして枕元に置くのも手軽でいいと思います。就寝前のアロマバスを習慣にするのもいいかもしれません。
・日焼け
ラベンダーはほてった肌を鎮静して皮膚ダメージを軽減してくれます。精製水にラベンダーの精油を加えて患部にスプレーするかコットンでパックをしてみてください。
-日焼け対策スプレーの作り方-
(材料)
・精製水50ml
・ラベンダー8滴
・ペパーミント2滴
(作り方)
1、スプレー容器に精製水を入れます。
2、各精油を入れてく振り混ぜ合わせましょう。
(注意事項)
・保存期間は約2週間程度になります。スプレー容器に製作日を書いたラベルを貼っておくと便利です。
・その都度よく降って混ぜ合わせてから使いましょう。
・お子さまに使用する場合は希釈濃度を3歳~5歳は0.2%~0.5%、5歳~7歳は0.5%~1%に調整してください。
・やけど
ラベンダーにはやけどの治癒を促して皮膚の再生をサポートする働きがあります。冷やした患部に精油を1滴垂らしてから軽くなじませてみてください。やけどの痕が消えるまで1日2、3回塗ると効果的です。
・目の疲れや充血
目もとの血行を促し、疲労物質の排出を助けます。まず、ラベンダーの精油で目もとを温湿布してみましょう!なお、目が充血している時は冷湿布がおすすめです。
-温湿布のやり方-
・60℃くらいのお湯
・木綿の布
・ラベンダー1、2滴
(やり方)
1、お湯を洗面器に入れて、ラベンダーを落としよくかき混ぜます。
2、タオルをお湯につけて絞ります。
(注意事項)
・タオルは縦に二つ折りにして、中央部をたるませてお湯に浸します。精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼってアイマスクをしましょう。
・目はとてもデリケートな部位になります。アイマスクをする際は必ず目閉じてください。
・精油は水に溶けにくいので、直接皮膚に触れないようにし注意しましょう。
・抵抗力UP
かぜなどの感染症予防や季節の変わり目など抵抗力が下がりやすい時期にディフューザーで部屋に拡散させましょう。
・ニキビケア
ラベンダーの精油を綿棒に含ませてニキビができている部分に塗布します。刺激が強いので朝晩の1日2回程度に抑えてケアしましょう!ただ、敏感肌の方は低濃度で希釈したものから始めてみてください。ティーツリーとブレンドしても効果的です。
《注意点》
セルフケアを行うに当たっては注意すべきポイントがいくつかあります。精油やハーブは心身の健康を図るのに効果的ではありますが、医療品ではありません。改善を望む症状が急性であれ慢性的であれ、まずは医者や専門家に相談することが大切です。精油やハーブによっては妊婦さんや特定の疾患、心身に不調がある場合、使用を控える必要があるものもあります。使用する際は禁忌事項をしっかり理解した上で、製品の取り扱い方法や注意点などを確認し、正しい使用法で利用するように心がけましょう。また、ご紹介する精油やハーブ、レシピは必ずしも全ての方に当てはまるものではありませんので、ご理解の上、健康維持にお役立て下さい。
参考文献
和田文緒著/アロマテラピーの教科書
朝日新聞出版/すべてがわかるアロマテラピー
ナチュラルハーモニー&サイエンス/エッセンシャルオイル家庭医学事典
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